人気のデビットカードは?その見極めどころを探る!)

色とりどりのデビットカードが発行されています

海外と比較してキャッシュレス化が遅れているといわれる日本、その遅れを取り戻すためさまざまな取り組みが推進されていますが、そのひとつとして挙げられるのがデビットカードの選択肢とサービスの向上です。

ひと昔前まで「キャッシュカードがあるから必要ない」「使える店がないのに持っていてどうするの?」など厳しい評価が多かったデビットカードですが、さまざまな金融機関が発行し、それぞれが魅力的なサービスを用意することで注目を集める機会も増えています。さらにVISAのような有名ブランドと提携することで海外での利用にも便利になるなど利便性の向上も目立っています。

このようにひと昔前に比べて比較にならないほど使い勝手がよく、また幅広い選択肢の中から選べる環境になっているのですが、その一方で選択が多すぎてどれを選んだらいいのかわからないという贅沢な悩みも出てきています。

人気のデビットカードといってもすべての人にとって満足できるとは限りませんから、世間の人気と自分にとっての魅力をうまく照らし合わせながら選んでいく姿勢が求められるでしょう。

どんなカードが人気?

人気を集めるポイントは大きく3つに分けられます。「利便性に優れている」「有名ブランドの安心感」「サービスが充実」です。そんな中人気の高いデビットカードとして挙げられるのがソニー銀行が発行している「ソニーバンクウォレット」です。

このカードの特徴はVISAと提携している点で、キャッシュカードとVISAデビットカードの両方の機能を備えています。しかも国際ブランドですから海外でも利用しやすく、さらに11の通貨の預金口座と連動しているので通貨の両替の必要なく簡単に買い物ができます。

さらにキャッシュバックのメリットが用意されており、カード利用額の0.5~2.0パーセント分の金額が自動的に口座にキャッシュバックされます。デビットカードの魅力にはクレジットカードと同様ポイントの付加もありますが、直接現金が返ってくるキャッシュバックも見逃せません。

それから住信SBIネット銀行が発行しているミライノデビット。マスターカードと提携したカードなのが最大の特徴です。国内のデビットカードではJCBとVISAが圧倒的に強いだけにマスターカードのブランドのカードを持ちたい方に最適な選択肢となるでしょう。

年会費無料のカードとプラチナムカードの2種類が用意されており、前者でもポイント還元率が0.8パーセントと高めに設定されているのも魅力です。また住信SBIネット銀行で米ドルの外貨預金口座を開設しておけば海外での買い物で自動的な米ドルで決済することが可能です。

利用しやすさとサービスの充実のバランスが取れていることで人気なのがGMOあおぞら銀行のVISAデビットカードです。年会費は永久無料、しかも一定の条件を満たすことで最大1.0パーセントのキャッシュバックを受けることができます。VISAカードなので利用できる店舗数も多く、外貨預金・定期預金が高い金利で運用されるといった特典がついてくるなどデビットカードの枠を超えたメリットが充実しています。

メガバンクが発行しているカードでは三菱UFJ銀行のVISAデビットカードが挙げられます。メガバンクの安心感、VISAカードならではの使い勝手のよさなど、際立った個性はないものの、全体の平均点が高いのが特徴です。

このようにカードごとに特徴があるほか、利用する環境によって評価が異なる部分も出てきます。海外旅行での利用を重視する、日常のショッピングでの利用を重視する、とにかく手軽に保有して使えるかどうかを重視するなど、自分なりに基準のもとで人気のデビットカードの中から選んでいくとよいでしょう。

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